べにふうきは何故効くのか

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私に言わせれば”飲めば分かる”の一言で済ませたいのですが、やはりここでは科学的に?”べにふうき”は何故、花粉症に効果があるのか?そのメカニズムを語ってみたいと思います。しかし私は医者でも学者でも無いので、このページだけは、色々なサイトからの引用となりますが、研究成果の論文みたいなものは、どうも難しくて理解が難しい。ここでは、なるべく簡潔明瞭に分かり易く、まとめてみました。

メチル化カテキンが有効成分である
メチル化カテキンについてで解説していますが”べにふうき”に含まれているメチル化カテキンと言う有効成分が花粉症に対して効果を発揮します。他の品種でも含有しているお茶はありますが、一般に入手可能なお茶の中では、ほぼ”べにふうき”だけしかありませんので、事実上メチル化カテキンが含まれているお茶は、べにふうきだけだと認識しても問題は無いと思います。又、最も一般に普及している”やぶきた”品種にはメチル化カテキンは含まれていません。

花粉症はアレルギー性疾患
メチル化カテキンが何故、花粉症に有効なのかを説明する前に、何故花粉症が起こるかを説明しないと理解が進まないので先に説明します。まず、花粉症とは何か?要はアレルギー性疾患のひとつなのですが、ではアレルギーとは何か?

アレルギーとは
私たちの体には、人体にとって異物である抗原(細菌やウイルス)が体内に侵入したとき、それに対抗する物質・抗体を作って、抗原を排除しようとするするシステムが存在します。これを免疫機能と言います。

このシステムの反応を抗原抗体反応とか免疫反応といい、これらの反応は、抗原に対して正常に機能すれば、生体にとってプラスの働きをする“生体防御”となりますが、免疫反応が過剰に反応し、生体防御の範囲を逸脱した場合はマイナスの働きとなり、病気を起こし、人を苦しめる“アレルギー”となるのです。

まとめ
アレルギー反応は人体を守る防御反応
アレルギー反応自体は、悪い症状ではありません。
アレルギー反応は体がなんとかして自分の体を浄化して、外敵を排除しようとしているために起こっている現象ですから、実は薬などでこれを抑えることは好ましいことではないのです。

花粉症が起こるメカニズム
外部から侵入してきた抗原(花粉)に対し、普通の人には全く害のない、花粉を外的と勘違いして生体防御のためにIgE抗体と呼ばれる抗体を作って反応します。

IgE抗体は、原因となる花粉との接触を繰り返すうちに体内に蓄積されていきます。この蓄積が一定の水準に達すれば、症状がでる条件が整い、この状態で再び花粉に接触すると抗原(花粉)とIgE抗体が結びついて花粉症の症状が現れるのです。

つまり、体に入り込んだ異物を撃退する体の防御反応(免疫システム)が、眼や鼻から侵入した花粉という異物を体外に押し出そうとしてヒスタミンなどの炎症性物質を放出して、鼻水・鼻づまり・目のかゆみ・くしゃみといった花粉症の症状が発生するのです。

メチル化カテキンは、IgE抗体の働きを抑制する
とてもアバウトに解釈すると、
 ●花粉症の症状の直接の原因はヒスタミン
 ●ヒスタミン放出の伝令と指令を出すのがIgE抗体

メチル化カテキンは、このIgE抗体の働きを抑制しさらにヒスタミン放出に必須であるリン酸化までも阻害する事が研究で明らかになっています。

べにふうきは、このメチル化カテキンを豊富に含んでいる
又、アバウトに解釈すると、
べにふうきは、花粉症を引き起こす最前線のIgE抗体に直接作用するから効果がある。と言う事になります。
余談ですが、このIgE抗体は本来は寄生虫に対する抗体だったと言われています。現代の清潔感ある生活とか食生活の変化などで寄生虫が減少して、闘う相手がいなくなってしまったので、活躍の場に困り闘う相手を花粉にシフトしてしまったのでしょうか。

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